今日は「鉄腕アトム」の「アトム」の誕生日!
本日は「鉄腕アトム」の主人公「アトム」の誕生日です。
アトム、誕生日おめでとう!
最早知らぬ人がいない程の有名作品であり、日本初の30分テレビアニメーション作品でもあります。
そんなアトムが活躍する「鉄腕アトム」の概要を一緒に見ていきましょう。
物語は、21世紀の未来を舞台に原子力(後に核融合)をエネルギー源として動き、人と同等な感情をもった少年ロボットであるアトムの活躍を描いた物語です。
1951年4月か1952年3月の間連載された「アトム大使」の登場人物であったアトムを主人公として1952年4月か1968年3月にかけて「少年」(光文社)にて連載されました。
アニメ第一作は平均視聴率27.4%を記録しました。
その後、世界各地でも放送されました。
余談ですが、アメリカのタイトル「ASTRO BOY(アストロボーイ)」です。
1981年には、関連書籍の出版部数が累計1億冊を突破しています。
その後もアニメ2作目、リメイク、CG映画化など今尚その進化は続いています。
現在の日本のロボット工学者たちには、幼少期に見た「鉄腕アトム」がきっかけで技術者を志した人が多いと言われています。
今日の、日本のロボット技術の発展に大きく貢献している作品といえます。
それでは本日の主役である「アトム」のプロフィールをみていきましょう。
~プロフィール~
名前:アトム
誕生日:4月7日
身長:135cm
体重:30kg
CV:清水 マリ→田上 和枝→津村 まこと→上戸 彩(ハリウッド版)→村川 絵梨(ロボットアトム)→朴璐美(GO!GO!)
初登場作品である「アトム大使」では脇役としての登場でしたが、「アトム大使」終了後に正式に「鉄腕アトム」としてアトムを主人公に据え物語はスタートしました。
「弱さや人間らしい感情のあるロボット」として設定をされ、製作者である「天馬博士」の息子である「天馬 飛雄(とびお)」を似せて作らた経緯を持ちます。
実は彼の息子天馬 飛雄は交通事故死しており、それ故に天馬博士はアトムを当初は「トビオ」と呼んでいました。
しかし、人間の様に成長しないことに気が付いた天馬博士はトビオをサーカスに売ってしまいました。
このサーカスの団長によって「アトム」と名付けけられました。
その後、法律の制定により「感情を持つロボットは人間と同等の権利が与えられる」と制定されました。
この時、アトムの可能性に着目した「お茶の水博士」に引き取られ小学校にも通い、同級生とも仲良く過ごしていました。
性格は真面目で、正義感が強く、自己犠牲も厭わない(いとわない)優しさを持っていますが、ロボット故に皆(人間)との違いに苦悩や葛藤することも多くありました。
アトムといえば「10万馬力」というフレーズが有名ですが、実は原子力モーターの馬力の事なのです。
後に改造により100万馬力に改造されています。
他にも様々な能力をもっており、その能力を生かして様々な問題を解決し、時には強敵とも戦ってきました。
そんなアトムの最後の戦いは地球消滅の危機から人類を護ることでした。
「太陽黒点の異常な活動による地球消滅の危機」が発生したことにより、人間は地球から逃げるためロボットたちを地球に残して避難してしまいました。
この時ロボット大統領が人間不在の地球を守っていいましたが、独裁者ナポリタンがロボット大統領を破壊し、地球を乗っ取ってしまおうとしました。
アトムは、なんとかナポリタンを倒し、彼から太陽爆発を抑える物質を受け取ります。
ロケットで太陽へ向かう最中に隕石にぶつかりロケットでの航行を断念します。
ナポリタンから受けっとった、カプセル状の太陽の爆発抑止物質にまたがり自分もろとも太陽に突っ込みその役目を終えました。
その後、地球は救われ人間達はまた同じ生活に戻ることができました。
この時太陽に突っ込む直前に「地球はきれいだなあ」とつぶやくシーンはとても有名です。
いかがだったでしょうか?
ロボットでありながら人と同じく「心」を持ち、考え、苦悩し、そして喜びもわかる。
そんなロボットの走りとなったアトムですが、今尚その色褪せぬ存在感は、世界共通と言ってしまっても過言ではないと思います。
このアトムの後にも様々な「人の心」を持つロボットは沢山生まれました。
しかし、どの人型ロボットの中にもどこか、アトムが息づいているように思えるのはやはり、アトムが心を持つ人型ロボットの原点だからではないでしょうか。
今、様々な研究施設などで、アトムのようなロボットを作る実験が日々行われています。
私たちが、アトムの様なロボットと出会える日も実はすぐそこまできているのかもしれませんね。
では、本日はこの辺で。